外壁塗装の手抜き工事を見破る12のチェックポイントとは？
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このページでは「外壁塗装の手抜き工事を見破る12のチェックポイントとは？」をご紹介しています。
一般の方にとって外壁塗装工事の工程はとても複雑です。
「今は何の作業をやっているのかさっぱり分からない」という場合も多いため、塗装工事では特に手抜き工事が起こりやすいです。
高い施工費用を払って手抜き工事をされていたとなると悲しいし、腹が立ちますよね。
このページでは、手抜き工事を見抜く12のポイントと優良外壁塗装業者の選び方をご紹介します。
コンテンツ目次
手抜き塗装業者を見極める12のチェックポイント
外壁塗装工事では、以下のような12の手抜き工事が行われる可能性があります。
逆に言えば、下記の項目をしっかり行っているかが優良塗装業者と手抜き塗装業者を見極めるポイントとなるのです。
それでは順にご紹介していきます。
きちんとした足場を組み立てずに塗装工事を進める
家の2階など高い位置にも外壁塗装が必要な場合、足場の組み立ては必須です。
しかし中には簡易的な足場だけ作り、足場の組み立てにかかる時間や費用を削る塗装業者もいます。
外壁塗装の作業において、きちんとした足場があって初めて外壁や建物の端や細かい部分まで塗料を塗ることができます。
逆に言えば、足場が無ければ規定の塗膜の厚さまで塗料を塗れず、塗料の効果が発揮できません。
せっかくお金を払って外壁を塗り替えたのに外壁塗装をする意味が無くなってしまうのです。
外壁塗装業者の見積もりの際には、足場をしっかりと組み立ててくれるかを確認しましょう。
足場のシート養生をしない
足場の養生シートとは、よく工事現場などで目にする足場の上から下まで掛かっているブルーシートや灰色のシートのことです。
足場のシート養生をしない外壁塗装業者には注意しましょう。
なぜなら、塗装工事に対して時間をしっかりかけるという考えが見られないからです。
外壁塗装工事において時間をしっかり費やし、塗膜を形成させることが最も重要となります。
完璧な塗膜を作ることで塗料が持つ効果を発揮でき、外壁も長持ちします。
しかし、足場のシート養生作業すらも省く業者は利益を多く得ようと、現場1件1件の施工回転率を上げるために塗装工事を早く終わらせようとするのです。
塗装工事にはある程度の時間が必要にもかかわらず、時間を費やして完璧な塗膜を作るという考えがない業者は塗装工事に時間をかけず、塗膜の精度も下がってしまいます。
足場のシート養生を行わない外壁塗装業者には要注意です。
窓や換気フードの養生をしっかり行わない
窓や換気フードが塗料で汚れてしまうと嫌ですよね。
外壁塗装を行なう際、窓や換気フードといった塗料を付けたくない箇所にはマスカーなどの養生用品でしっかりとした養生が必須です。
細部までしっかり養生をしようと思うと費用も手間も増えてしまうため、養生を適当にする塗装業者もいます。
しかし、外壁塗装において養生は基本中の基本となります。
養生すら満足にできない業者が完璧な塗膜を作ることは難しいでしょう。
適当に作業を行う業者は塗装の素人が塗装工事をやるのと何ら変わりありません。
養生の方法もしっかり確認しておきましょう。
お客様と相談して決めた塗料を勝手に変える
塗料にはさまざまな種類があり、塗料のランクや塗料が持つ効果や機能も選びきれないほど多くあります。
しかし、塗料の原価を抑えるために、お客さまと業者で相談して決めた塗料ではなく、勝手に安い塗料を使い施工する業者もいるそうです。
よくある例としては、ランクを1段階下げた塗料を使い、材料費を浮かせる方法です。
塗料を塗る段階や仕上がり直後では、違う塗料を使っていることは素人の目には分かりません。
頼んだ色が仕上がった外壁の色と違うと指摘しても、乾いたら色が変わってきますなどと言いくるめられることもあるのです。
耐用年数に満たない内に外壁が崩れてきて、手抜き工事をされたと気づく方もいます。
施工途中でも、使っている塗料が依頼した塗料でちゃんと合っているか業者に聞いてみると良いですね。
塗装前に外壁の高圧洗浄をしない
外壁には長年蓄積した汚れやゴミ、コケ、藻などがついている可能性が高いです。
塗装作業に入る前に外壁を高圧洗浄で洗い、壁についた汚れを完全に取り除きます。
外壁をきれいにすることで塗料と外壁の間にゴミなど不純物が無くなるので密着度が高まり、より良い塗膜の形成に繋がります。
より良い塗膜の形成には外壁の高圧洗浄などで洗うことが必須です。
しかし、丁寧に外壁の高圧洗浄を行なえば、所要時間にして丸1日かかることもよくあります。
優良外壁塗装業者は丁寧に高圧洗浄を行うため、工程にも外壁洗浄に1日かかると見込みますが、中には洗浄作業を適当にしたり、洗浄を省いて汚れの上から塗料を塗るケースもあるそうです。
見積もりの段階で外壁の高圧洗浄についても業者に確認しましょう。
下地処理が適当あるいは省略する
外壁塗装における下地処理とは、塗料が外壁に密着しやすいように外壁の表面をきれいに掃除したりなめらかにすること。
下地処理をしなければ、塗膜の密着度が低くなり、完璧な塗膜からはかけ離れてしまいます。
下地の処理を行ったか行っていないかは、表面上見えない場合もあります。
手抜きを考える業者は「見ても分からないだろう」と下地処理に手を抜くこともあるのです。
また、外壁の表面を滑らかにしていないため、塗膜の表面にもでこぼこが浮き出てしまい、見栄えが悪くなる恐れもあります。
既存の外壁の補修をしっかりと行わない
外壁の塗装を塗り替える場合、塗装を行なう前に今ある外壁の不具合を直す必要があります。
クラックと呼ばれる外壁のヒビ割れなど、外壁に不具合がある状態の上に塗料を塗っても、塗装の劣化は早まってしまい、きちんとした塗膜を長年保たせることが難しくなります。
既存外壁の状態がひどい場合、補修をすると手間も費用もかかってしまいます。
塗装業者の中には、あまり費用をかけず適当に補修した外壁の上から塗装工事をして手を抜く業者もいるそうです。
外壁に不具合が生じたまま塗装した場合、新しく塗った塗料も外壁も長持ちせず、短いスパンで再度塗装工事が必要になってきます。
外壁塗装の塗り替えにおいて補修作業はとても重要なポイントです。
塗料や希釈剤を目分量で薄める
塗料は原液そのままを使うのではなく、水やシンナーといった希釈剤で薄めて使う塗料が大半です。
塗料にはメーカーが定めた規定によって、塗料をどれだけの希釈剤で薄めて使うかが決められているため、きちんと計量して配合することが必須となります。
しかし、塗装にかかる作業時間を短くしようと工事を急いで進める業者は、塗料などを目分量で配合して塗装に使うケースもあります。
また、必要以上に塗料を薄めてしまうケースもあるため、本来の濃度より薄い塗料を外壁に塗ってしまう業者もいるのが現状です。
塗料や希釈剤を目分量で薄めてしまうと塗料が持つ本来の力を発揮することは難しくなり、長持ちしない塗膜が出来てしまいます。
塗料を薄く塗る
塗料は、メーカーなどによって外壁に塗る量、および厚さが決められています。
規定の量を保つことで適切な塗膜の厚みをキープできるでしょう。
塗料費用を削減するために、薄く塗料を塗り、使う塗料自体を減らす業者もいるそうです。
規定より薄く塗料を塗っても薄い塗膜しかできません。
決められた厚さより薄い塗膜では塗料の効果が期待できないでしょう。
乾燥時間を守らず塗料を十分に乾燥させない
外壁塗装の工法は湿式工法です。
それぞれの工程で塗料を十分に乾燥させた後に次の工程に進むことが必須です。
塗装工事の際は、塗料の種類によって乾燥時間が決められています。
本来は、決められている時間以上に塗料を乾燥させ、完全に乾燥したことを確認した後に、次の工程に移る必要があります。
乾燥時間を守らず塗装の工程を進めた際は、完全に乾燥していない塗膜に膨れやヒビ、剥がれが生じてしまいます。
塗膜に不具合が起きる多くの原因として、十分に乾燥の時間を取らなかったことがあげられます。
塗装工程の回数を減らす
塗装工程において、塗料メーカーが各塗料の塗り回数を決めています。
一般的な塗料は、下塗り１回、中塗りと上塗りの塗装工程で2回の合計3回塗装することになります。
特殊な機能がついている塗料は4回塗りや5回塗りの場合もあります。
塗装の回数に応じて塗料や道具の費用、手間および人件費もかかってしまいます。
塗装回数を減らし、利益を出そうと考える業者もいるのです。
塗料メーカーによって決められた塗り回数よりも減らしてしまうと、塗膜の厚さは当然薄くなってしまいます。
塗膜が薄くなると短い期間で劣化する原因になるため、せっかく施工費用を払ってやってもらった塗装も台無しになってしまうでしょう。
施工に使う塗料の種類と塗り回数を業者に確認することで、塗り回数を減らされることは少なくなるでしょう。
降雨の際や湿度が高くても塗装工事を続ける
塗装工事において、雨が降った時や湿度が85％以上の場合は塗装工事をしてはいけないという決まりがあります。
外壁の塗装に余計な水分が含まれてしまうと、塗膜の精度や付着力が弱くなってしまい、完璧な塗膜とはかけ離れてしまいます。
しかし、雨のせいで工期が伸びると、工期に応じて人件費もかさむため、人件費などを削るために急いで塗装作業を進める業者は、雨が降っていても湿度が85%を超えても外壁塗装工事を続けるそうです。
また「雨が直接、塗料や塗装道具に当たらなければ」と考える業者も中にはいるそうですが、雨が降り、湿度が高くなるとどうしても塗料や下地に悪影響が及びます。
事前に天気予報などで雨が降るとわかっている場合や、雨が降ってきた際は外での塗装工事を行ってはいけません。
優良な塗装業者であれば当然のこととされていますが、塗装工事を早く進めよう、手を抜こうと考える業者は雨や湿度の高い中でも塗装工事を進めてしまいます。
特に梅雨など雨の日が多い時期において、工程表に雨を考慮せずに進めようとする業者には注意しましょう。
外壁塗装で手抜き工事を避けるには？
外壁塗装工事の手抜き工事を心配しても、工事期間中ずっと業者の作業を見張ることはなかなか難しい人が大半でしょう。
手抜き工事を防止するために以下で挙げる方法があります。
地元の信頼できる業者に外壁塗装工事を依頼する
地元に店舗を構えている塗装業者からすれば、悪い評判が経つ＝注文が少なくなり倒産となってしまうため最も避けたいですよね。
また、自分も知っている地元住民が見ている中で着実に仕事を行っている業者や職人さんが1番信頼できるかと思います。
さらに地元ですぐに駆けつけてくれるため、何かあった時に相談できる業者や職人さんになるでしょう。
塗装1級技能士を持っている職人さんがいる塗装業者に依頼する
塗装業者に求めることは完璧に近い塗膜を作ってもらうこと。
塗膜を形成する職人さんの腕はとても重要です。
塗装1級技能士を持つ職人さんは塗装工事に対する技量と知識が豊富なため、完璧な塗膜を作ってくれるでしょう。
塗装工事で失敗しない1つの方法として、塗装1級技能士の職人さんが業者の中にいるか確認することがあげられます。
間違いのない業者の場合、塗装1級技能士が1人以上必ずいます。
業者の中に塗装1級技能士の職人がいると聞いても気になる方は、塗装1級技能士の証書のコピーなどを見せてもらいましょう。
全く問題のない業者や職人さんであれば、快く証書を見せてくれます。
信頼できる業者に依頼すれば、心から安心して外壁塗装工事を任せられるでしょう。
第三者機関が評価している塗装会社に依頼する
第三者機関が一定の基準を設けて、評価した塗装店への依頼をおすすめします。
当サイトでは京都で活躍する腕利き塗装職人さんをランキングでご紹介しています。
当サイトで皆さまが優良で腕利きの職人さんと出会えることを願っております。
